- オーナーの交代について
- 2024年12月13日 更新
13日(金)、オーナーの交代を決定し、阪神電鉄本社(大阪市内)において会見を行いました。
新職 | 氏名 | 旧職 |
---|---|---|
(退任) | 杉山 健博 | 取締役 オーナー |
代表取締役 取締役会長 オーナー | 秦 雅夫 | 代表取締役 取締役会長 |
(2025年1月1日付け)
杉山健博オーナーご挨拶(会見より)
本日は皆様方にはご多用のところを多数お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。この度、年内を持ちまして私が阪神タイガースのオーナー職を退任し、秦会長が新たにオーナーに就任することになりましたので、その旨をご報告させていただきます。なお秦会長は、オーナー職に加えて、引き続き会長職も担当いただきます。 以上が骨子でございますが、少し振り返りをさせていただきたいと存じますが、私はちょうど2年前に、当時のオーナーの藤原前オーナーから「秦会長と力を合わせて、二人三脚でなんとしてもリーグ優勝を掴み取ってほしい」という熱い思いを託されまして、それを受けて阪神タイガースのオーナー職を拝命いたしました。結果は大変素晴らしいことに、岡田前監督の見事な手腕をはじめ、コーチや選手の皆さん方の頑張りもあって、1年目にリーグ優勝、さらには日本一の栄冠も掴み取ることができ、多くのタイガースファンの皆様方とこれ以上ない喜びを分かち合うことができました。今シーズンは惜しくも連覇は叶いませんでしたが、この2年の間にタイガースはこれまでの編成と育成に加えて、「勝つこと」、これを身につけて、さらには日本シリーズ等の大舞台や優勝争いの経験等を通じて、有形無形の力がチームに備わり、今のタイガースは毎年のように優勝できるチームに成長したと強く実感しております。来シーズンは皆様方もご存じの通り、藤川新監督の下で新しいスタートを切ります。また来年は球団創設90周年という節目の年でもありますので、秦オーナーの下でフロントとチームが一丸となって、必ずやリーグ優勝を奪還して、さらにその先にはタイガースの黄金期をぜひ築いていただきたいと切に願っているところでございます。最後になりますが、この2年間色々とお世話になりました皆さん方、そしていつもタイガースに熱烈なご声援をくださっているファンの皆様方に、この場をお借りして心より御礼を申し上げ、私からのご挨拶とさせていただきます。
秦雅夫新オーナーご挨拶(会見より)
来る1月1日付で阪神タイガースのオーナーを引き継ぐことになりました秦でございます。 まずはファンの皆様をはじめ、関係される方々によろしくお願い申し上げたいと思います。 先ほど杉山オーナーから話がありました通り、2年前に藤原前オーナーからタイガースの代表取締役会長を引き継ぎ、同じくオーナーを引き継いだ杉山オーナーと二人三脚体制で臨んできました。そして、念願のセリーグ優勝と日本シリーズ制覇を果たした昨シーズンに続き、連覇に挑んだ今シーズンは、残念ながら連覇は逃しましたものの、9月にはあと一歩のところまで迫る時期もありました。それに前後して、2人で来シーズンのことを話し合った結果、理由等の詳細は杉山オーナーから話をされるのがふさわしいと思いますので私からは触れませんが、このタイミングでオーナー交代ということで意見が一致しましたので、私がオーナーを引き継ぐことにした次第です。また、杉山オーナーとは二人三脚体制で臨む前からタイガースについて話をする機会も多く、チームに対する考え方や方針は基本的に一致していますので、引き続きその方針に沿ってオーナー職を務めてまいります。さて、ご承知の通り、タイガースは来年創設90周年を迎える歴史と伝統があり、また多くの熱烈なファンの方々に皆様からご支持をいただいている球団で、そのオーナーということで、身に余る大役、とても身の引き締まる思いがしています。今シーズンは残念ながら連覇は逃しましたものの、中心となる中堅選手は昨シーズン日本一になった経験などを通じて着実に成長し、また有望な若手選手も控えています。加えて様々な経験を通じた知識も豊富で、岡田前監督と同様に野球愛、阪神愛に溢れる藤川監督を迎えた今のチームは、リーグの覇権を奪還する力を持っていると確信しています。最後になりますが、チームとフロントが一丸となって、ファンの皆様の期待に応え、より強い、より魅力的なチームとなるよう全力で努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。